魔女×魔法
真衣は、さっそく魔法をしかけた。この魔法は下準備さえしておけばあとは簡単だった。

それを空のなるべく上の方、あまり上にしすぎると細かい所が見えなくなるため地上から100メートルぐらいのところに設置した。

この魔法で、連続火災事件について調べるためだ。
実は、連続火災事件は普通に考えれば不自然なことがある。
まず、怪我人がでないところだ。次に燃えても1平方メートルと極めて規模が小さいところだ。そして、あたりに燃やすための道具や一気に燃えているところがあった。
だから、最初はふざけているのかと思い2回目の事件は調べただけで相手にされなかった。
さすがに、5件目からは警察が調べだしそしてマスコミにも情報が渡った。


1件目の事件が起きたのとほぼ同時に真衣は魔法の気配を感じ取っていた。

2件目が起きたときも感じ取った。
怪しいと思い情報を集めてみたが証拠と思えるものがなかった。

むしろ証拠がないことが魔法を使った証拠だと真衣は思った。
これまでの事件もそんなこともあったような気もする。
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