愛した記憶
嘘をついた。本当は貴方が好き。
でも貴方はあの子が好きだから。

『そっか。お互いがんばろうな!!』

イヤだよ。でも、がんばって。
貴方の笑顔があるならそれでいい。

あの時信じて、裏切られて、
嫌いになればよかったんだ。
彼なんてやめておけば、
こんなに傷つかずにすんだのに。

でもやっぱり大好きで
やめることなんてできないよ―――。
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