ファンタジスタ マジシャンズ
「ほら見ろ!!澪が寝てるからだろうが!!」
「なんで僕のせいなんだよ!寝てただけじゃないか?!」
「寝てる奴が悪い。…やる気か!!」
「望むところだよ!!」
幼稚な…いや、幼稚すぎる喧嘩が突如始まった。もう、説明会もくそもない。
『…ゴホンゴホン』
壇上の校長が申し訳なさそうな顔をしながら、咳払いした。
『灰谷くん…西園寺くん…。申し訳ないんだが…説明会を始めてもいいかな?』
本当に申し訳なさそうに校長が二人の了承を求めた。生徒を纏めるはずの校長がこんなんでいいのか?
「ふんっ!!」
「…はい」
灰谷と呼ばれた男。
金色の髪に金色の瞳。スラット高い身長に、無駄な贅肉は見当たらない。かと言って鍛えすぎていると言うわけではなく、さしずめソフトマッチョといったところか。
彼の名前は、灰谷優輝(ハイタニ ユウキ)。
歳は、16才。
与えられた称号は、魔法剣士。
称号とは、その人間の能力を言葉として与えられるものである。
称号とは別に、上中下と階級がある。
優輝が与えられた階級は、上級。
上級魔法剣士は、若干16才の少年が手にしていい称号ではない。
「なんで僕のせいなんだよ!寝てただけじゃないか?!」
「寝てる奴が悪い。…やる気か!!」
「望むところだよ!!」
幼稚な…いや、幼稚すぎる喧嘩が突如始まった。もう、説明会もくそもない。
『…ゴホンゴホン』
壇上の校長が申し訳なさそうな顔をしながら、咳払いした。
『灰谷くん…西園寺くん…。申し訳ないんだが…説明会を始めてもいいかな?』
本当に申し訳なさそうに校長が二人の了承を求めた。生徒を纏めるはずの校長がこんなんでいいのか?
「ふんっ!!」
「…はい」
灰谷と呼ばれた男。
金色の髪に金色の瞳。スラット高い身長に、無駄な贅肉は見当たらない。かと言って鍛えすぎていると言うわけではなく、さしずめソフトマッチョといったところか。
彼の名前は、灰谷優輝(ハイタニ ユウキ)。
歳は、16才。
与えられた称号は、魔法剣士。
称号とは、その人間の能力を言葉として与えられるものである。
称号とは別に、上中下と階級がある。
優輝が与えられた階級は、上級。
上級魔法剣士は、若干16才の少年が手にしていい称号ではない。