桜から君が降ってきた。
だ__、
だめだめだめだめ!
僕は一体何を考えてるんだ!
僕はかすみちゃんを凝視していたことに気付くと、瞬時に目を逸らして思いっきりほっぺたをつねった。
かすみちゃんにいやらしい目を向けるなんて!
まるで変態じゃないか!
急にあたふたし始めた僕をかすみちゃんは不思議そうに見ていた。
「そうそう。」
「ふぇっ?」
間抜けな声が出たと思って自分でびっくりしていると、かすみちゃんはアハハと笑った。
「このあいだ、大桜のお話したでしょ?」
「う、うん。すごく詳しかったね」
「うん。あたしのおじいちゃん、この学校の理事長だもの」
「へえーそうなんだー」
…て、え
理事長!?