桜から君が降ってきた。




…結果。




「イッ…、テ――――!!!!」




僕のおでこに、かすみちゃんの頭が激突。


 
それから僕はしりもちをド派手についた。




あた、あたまが、クラクラすr…、




だめだ漢字変換おろかローマ字変換ができない。

星(☆)がチカチカ頭の周りを回っている気がする。






「ご、ごめんなさい―――っ!!」



かすみちゃんがぶんっと勢いよく土下座してきた。



よくわからないけど物理的にいろいろな力が合わさってかすみちゃんも僕と同じくらいの衝撃を受けたはずなのによくそんな勢いよく頭が下がるな、と思わず感心してしまった。





「う、ううん。かすみちゃんが無事なら良かったよ…」



僕は弱々しく微笑んだ。




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