☆ハイローハート
「だって、手紙渡して女口説くのが常套手段の人やったら困るやん」
「そういう意味か」
「どうゆう意味やと思ったん?」
国坂くんは一瞬黙ったあと、また質問をなげかけてきた
「スキな男のタイプは?」
「タイプ?うーん、なんやろ?……アタシの外見より中身をスキになってくれる人かな」
「もっと芸能人の名前とか言うと思ったのに」
「そう?……って、聞きたいことってこれ?」
「違う」
「何?じゃーまた差し支えのない質問したわけ??
本題に入らんと、もうマンション見えてきてるけど」
「……彼氏は?」
「……おったら、国坂くんとこうしてないな」
「じゃあ、スキな人は?」
「……おる
けど、その人とどうこうなることはないよ」
「…………」
マンションまではあともう少しだった
黙ってしまった国坂くんに逆質問する
「国坂くんのスキな女のタイプは?」
「女は基本的にあんまり好きじゃない」
「……おいおい」
「男に好かれようと自分を偽ったり、他を出し抜こうと踏み込んできたりする女は苦手」
「それ、めっちゃモテる男の発言やん」
国坂くんの顔をまじまじと見つめると、メガネの奥の切れ長の目はインテリチックで、口をとじてると無口っぽい表情は、悪くない
もしかしてこの人、けっこうモテる人?
「あれ、マンション」
すぐそばの建物を指差す
入り口の手前で立ち止まった
「そういう意味か」
「どうゆう意味やと思ったん?」
国坂くんは一瞬黙ったあと、また質問をなげかけてきた
「スキな男のタイプは?」
「タイプ?うーん、なんやろ?……アタシの外見より中身をスキになってくれる人かな」
「もっと芸能人の名前とか言うと思ったのに」
「そう?……って、聞きたいことってこれ?」
「違う」
「何?じゃーまた差し支えのない質問したわけ??
本題に入らんと、もうマンション見えてきてるけど」
「……彼氏は?」
「……おったら、国坂くんとこうしてないな」
「じゃあ、スキな人は?」
「……おる
けど、その人とどうこうなることはないよ」
「…………」
マンションまではあともう少しだった
黙ってしまった国坂くんに逆質問する
「国坂くんのスキな女のタイプは?」
「女は基本的にあんまり好きじゃない」
「……おいおい」
「男に好かれようと自分を偽ったり、他を出し抜こうと踏み込んできたりする女は苦手」
「それ、めっちゃモテる男の発言やん」
国坂くんの顔をまじまじと見つめると、メガネの奥の切れ長の目はインテリチックで、口をとじてると無口っぽい表情は、悪くない
もしかしてこの人、けっこうモテる人?
「あれ、マンション」
すぐそばの建物を指差す
入り口の手前で立ち止まった