☆ハイローハート
「みさきちゃん、テレビでも見てて」
「え?お手伝いは?」
「うん、まだ大丈夫だから」
弟が座ってる位置をずらして「仕方ねーからみさきとテレビ見てやるよ」なんて生意気なことを言う
「そりゃどうも」
弟の横に座って、よくよく考えると弟の名前を知らないことに気付いた
「弟さ、名前なんてゆーの?」
「はあ?しらねーのかよ!
龍一だよ、龍一」
「リューイチ、何年生?」
「中1だよ」
「そっか、リューイチはチューイチか」
「くっだらねーーー」
めっちゃ、生意気ッ
「みさきスカートみじけーよ
それで男誘おうってのが丸見え……ぶっ!」
近くにあったクッションをリューイチの顔におしつけると変な音が出た
短髪の頭をぐりぐりなでて「中1だったら、女子のスカートの中身が気になるくせにー!!」と言ってやる
「気になるかよ!!」
「見たくないの?」
「見たくねーし!!」
「なんや、残念」
「……は?」
「そっかそっか、見たくないか」
「なんだよ……見せてくれんの?」
顔を真っ赤にしてリューイチがアタシを見るから、かわいくて頭をぎゅっと抱きしめた
勢いでアタシの肩口に顔があたって「ぶはっ」とか呻いているのが、またかわいい
「リューイチ、カワイイね~」
バタンッッ
乱暴にリビングのドアが開くと、眉間にしわを寄せた理一が立っていた
「え?お手伝いは?」
「うん、まだ大丈夫だから」
弟が座ってる位置をずらして「仕方ねーからみさきとテレビ見てやるよ」なんて生意気なことを言う
「そりゃどうも」
弟の横に座って、よくよく考えると弟の名前を知らないことに気付いた
「弟さ、名前なんてゆーの?」
「はあ?しらねーのかよ!
龍一だよ、龍一」
「リューイチ、何年生?」
「中1だよ」
「そっか、リューイチはチューイチか」
「くっだらねーーー」
めっちゃ、生意気ッ
「みさきスカートみじけーよ
それで男誘おうってのが丸見え……ぶっ!」
近くにあったクッションをリューイチの顔におしつけると変な音が出た
短髪の頭をぐりぐりなでて「中1だったら、女子のスカートの中身が気になるくせにー!!」と言ってやる
「気になるかよ!!」
「見たくないの?」
「見たくねーし!!」
「なんや、残念」
「……は?」
「そっかそっか、見たくないか」
「なんだよ……見せてくれんの?」
顔を真っ赤にしてリューイチがアタシを見るから、かわいくて頭をぎゅっと抱きしめた
勢いでアタシの肩口に顔があたって「ぶはっ」とか呻いているのが、またかわいい
「リューイチ、カワイイね~」
バタンッッ
乱暴にリビングのドアが開くと、眉間にしわを寄せた理一が立っていた