☆ハイローハート
「一緒に寝るわけないやん、何考えてんの?」

「俺、ベッドじゃなくていいからさ」


と、ソファーに置いてあるクッションを取って立ち上がる理一

……一緒のベッドじゃないから、安心だと??

……かといって、アタシが「何もせーへん?」って念を押すのも気が引ける


「なんか、話しながら寝ようぜ」

……パジャマパーティかッッ!!

アタシはしぶしぶとベッドルームに入ると電気をつけた

理一が入ってきて電気を消す


「え、ちょっと消さんといてよ」

「なんで、寝るんだからいいだろ」


……

アタシがベッドで、人を地べたに寝かせるのって気が引けるから、マジでソファーに寝て欲しい

同じ部屋がどうとかじゃなくて……

アタシがベッドに乗ると、理一はクッションを置いて絨毯に寝転がった


「下、痛くない?」

「痛いけど平気」

「ソファーで寝たら?全然下で寝るよりましやって」


……というか、泊まるなって話なんだけど


「せっかく泊まりなのに、別々の部屋で寝たら寂しいじゃん
なんか話せよ」

アタシは苦笑する……

寂しがりやみたい


「話せよって……言われても」


と言いながら、アタシはベッドにゆっくり体を横たわらせた


「あこと……MJは一見ケンカしてるみたいに見えるけど、実は打ちとけあってるねん」

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