☆ハイローハート
ナルがすくっと立ち上がると、「俺、送ってく」の声と同時にカチャリと金属音が重なった
「家どこ?遠かったらあこのチゃリンコ借りていこーぜ」
…………
チャリ乗るって言っても
「5階です」
「ふ~ん、おうちマンションなんだ」
ナルがあこから自転車の鍵を受け取りながら納得したような返事をしてるけど、絶対わかってない
「いや、だから、ここ6階…やろ?」
場の空気がまたフリーズした
再びアタシ一人のアウェー感が漂う
「アタシ、この一階下、5階に住んでるんやけど?」
「「「「マジで!!!」」」」
まさにアタシ以外の全員の声がきれいに揃う
その直後にあこと理一がお互いを指差しあいながら「あっ!」と驚きの声をあげている
「そういやちょっと前に、引越しでエレベーターが占拠されて」
「アタシと理一がヒイヒイいいながら階段で6階まであがってきたのって……」
アタシはかばんを肩にかけて、ドアの前で振り返った
「それ、多分アタシが引越してきた日
では、ジャージ明日には返すから」
キョトンとしっぱなしの彼らに「バイバイ」と告げると、その部屋をあとにした
「家どこ?遠かったらあこのチゃリンコ借りていこーぜ」
…………
チャリ乗るって言っても
「5階です」
「ふ~ん、おうちマンションなんだ」
ナルがあこから自転車の鍵を受け取りながら納得したような返事をしてるけど、絶対わかってない
「いや、だから、ここ6階…やろ?」
場の空気がまたフリーズした
再びアタシ一人のアウェー感が漂う
「アタシ、この一階下、5階に住んでるんやけど?」
「「「「マジで!!!」」」」
まさにアタシ以外の全員の声がきれいに揃う
その直後にあこと理一がお互いを指差しあいながら「あっ!」と驚きの声をあげている
「そういやちょっと前に、引越しでエレベーターが占拠されて」
「アタシと理一がヒイヒイいいながら階段で6階まであがってきたのって……」
アタシはかばんを肩にかけて、ドアの前で振り返った
「それ、多分アタシが引越してきた日
では、ジャージ明日には返すから」
キョトンとしっぱなしの彼らに「バイバイ」と告げると、その部屋をあとにした