☆ハイローハート
とよきは小さい頃からスイミングを習っていて、今でもそのスイミングに通いながら学校の水泳部にも所属している
スイミングスクールの小学生向け夏期集中レッスンではコーチの補助をするくらい信頼と技術を持っていて、多分アイツはそのまま将来スイミングのコーチという職業に就きそう
そのつてで見つけてきた夏の市民プールでのバイト
ナルは「水着ギャルが見たい放題」と喜んでいたけど、そのほとんどは家族連れや小学生ばっかりで、女が来ても男連れだったり……顔や体がまずかったり……
だからごくたまにちょっとまともな女子のグループがやってくるとナルのテンションはたちまちあがって、まさに“猪突猛進”って感じでナンパしに行く
明日合コンする予定の“あきちゃん”もそのくち
男の色黒と、女の色白は七難隠すーーとかいうけど、
女の水着姿も七難隠す……というか、水着を着ているだけでカワイさ三割り増し
と、いうことは、水着を着ていなくても“かわいい”さやかとか、“美人”なみさきみたいなタイプがプールにやって来ると、まあ色々何かと大変だろうな、と思うわけで
「あーあ、今日もあたり一面家族連れか小学生ばっかじゃん」
ナルがプールを見回りながら愚痴ってる
何十分に一度か全員にプールをあがってもらって点検、それ以外は見回ったりするのが主な仕事
たまに危険行為をする小学生に注意したり、楽といえば楽だけど、小学生用の浅いプールとかは要注意だから見回りも頻繁にする
「理一、お前さあ、彼女もいるし、同じマンションにあことかもいるんだからさー
友達つれてプール来いとか誘えよな~」
「うーーん……」
「なんだその返事」
「うーーん……」
「お前まだあこに無視されてんの?」
「無視っつーか、会いもしねー」
ナルは一人でプールサイドを歩いている園児くらいの女の子に「お母さんは?」と聞いている
「ママ、あそこにいるー」
と少し後ろを指差す女の子
「ちゃんとお母さんと一緒に行きな、危ないからな」
ナルはその子をお母さんのところに連れて行くと「できれば子供一人で行動しないようにお願いします」と笑顔で言った
スイミングスクールの小学生向け夏期集中レッスンではコーチの補助をするくらい信頼と技術を持っていて、多分アイツはそのまま将来スイミングのコーチという職業に就きそう
そのつてで見つけてきた夏の市民プールでのバイト
ナルは「水着ギャルが見たい放題」と喜んでいたけど、そのほとんどは家族連れや小学生ばっかりで、女が来ても男連れだったり……顔や体がまずかったり……
だからごくたまにちょっとまともな女子のグループがやってくるとナルのテンションはたちまちあがって、まさに“猪突猛進”って感じでナンパしに行く
明日合コンする予定の“あきちゃん”もそのくち
男の色黒と、女の色白は七難隠すーーとかいうけど、
女の水着姿も七難隠す……というか、水着を着ているだけでカワイさ三割り増し
と、いうことは、水着を着ていなくても“かわいい”さやかとか、“美人”なみさきみたいなタイプがプールにやって来ると、まあ色々何かと大変だろうな、と思うわけで
「あーあ、今日もあたり一面家族連れか小学生ばっかじゃん」
ナルがプールを見回りながら愚痴ってる
何十分に一度か全員にプールをあがってもらって点検、それ以外は見回ったりするのが主な仕事
たまに危険行為をする小学生に注意したり、楽といえば楽だけど、小学生用の浅いプールとかは要注意だから見回りも頻繁にする
「理一、お前さあ、彼女もいるし、同じマンションにあことかもいるんだからさー
友達つれてプール来いとか誘えよな~」
「うーーん……」
「なんだその返事」
「うーーん……」
「お前まだあこに無視されてんの?」
「無視っつーか、会いもしねー」
ナルは一人でプールサイドを歩いている園児くらいの女の子に「お母さんは?」と聞いている
「ママ、あそこにいるー」
と少し後ろを指差す女の子
「ちゃんとお母さんと一緒に行きな、危ないからな」
ナルはその子をお母さんのところに連れて行くと「できれば子供一人で行動しないようにお願いします」と笑顔で言った