☆ハイローハート
MJは肩に触れるくらい伸びた直毛の黒髪を耳にかけて、鋭い視線を送ってきた
「いるわよ、本当のあこを見せても嫌わない人が」
「いるのかね?」
「いるわよ、まずモロと私がそーじゃない」
アタシより身長が低いくせに、態度と口調だけは身長2メートル級のMJをギュっ!と抱きしめた
「ね、MJ……気分転換に髪の色変えない?」
「一人で気分転換してくれない??」
「そー言わないでさ、ね?お願い!いこーよぉ」
MJを強制連行してそのまま美容院へ
アタシは思い切った茶髪に、MJはナチュラルブラウンに変化した髪色
それだけで一気に制服まで違って見えるから、気分があがる
センターパーツだったMJの髪を、美容師さんがサイドパーツに分けてブローしたから、今風な髪型になってめちゃくちゃかわいい!
「MJ!めっちゃいいじゃん!これからサイドで分けなよ~~」
「すごく違和感があるわ……」
「すぐ慣れるって!かわいい~」
妖艶というよりは、おどろおどろしさがあったMJの雰囲気が髪型だけで柔らかくなる
“ねね、S女~??
俺らと一緒にカラオケ行かな~い??”
背後から聞こえる声を聞こえない振りして、ケータイをMJに見せた
「写メ撮っていい?モロに送りたい」
「俺の写メもみさきに送ってよ」
…………
振り返ると、学ランの下に派手なパーカーを着たナルが「ヤホッ!」と両手でピースサインを出していた
「いるわよ、本当のあこを見せても嫌わない人が」
「いるのかね?」
「いるわよ、まずモロと私がそーじゃない」
アタシより身長が低いくせに、態度と口調だけは身長2メートル級のMJをギュっ!と抱きしめた
「ね、MJ……気分転換に髪の色変えない?」
「一人で気分転換してくれない??」
「そー言わないでさ、ね?お願い!いこーよぉ」
MJを強制連行してそのまま美容院へ
アタシは思い切った茶髪に、MJはナチュラルブラウンに変化した髪色
それだけで一気に制服まで違って見えるから、気分があがる
センターパーツだったMJの髪を、美容師さんがサイドパーツに分けてブローしたから、今風な髪型になってめちゃくちゃかわいい!
「MJ!めっちゃいいじゃん!これからサイドで分けなよ~~」
「すごく違和感があるわ……」
「すぐ慣れるって!かわいい~」
妖艶というよりは、おどろおどろしさがあったMJの雰囲気が髪型だけで柔らかくなる
“ねね、S女~??
俺らと一緒にカラオケ行かな~い??”
背後から聞こえる声を聞こえない振りして、ケータイをMJに見せた
「写メ撮っていい?モロに送りたい」
「俺の写メもみさきに送ってよ」
…………
振り返ると、学ランの下に派手なパーカーを着たナルが「ヤホッ!」と両手でピースサインを出していた