☆ハイローハート
「何かのセールス?」
と聞かれて「まあ、そんな感じ」とごまかすと、今度は怖い顔に変化する
「隠すなよ」
「隠してないけど……」
「何?何だって??」
……意外としつこいな
「……ギャンブルに勝ったんだって」
「は?」
「59万」
「へえ……すごいな、で、それが何?」
「その59万でアタシを買うって」
「あん??」
……しまった
言葉、間違えた
「おいしいものでも一緒に食べませんか?って、言われて」
「……へえ」
「断ったんだからいいじゃん」
なんでアタシが言い訳しなきゃいけないんだかって思っていると、とよきが「あーもう!」と横で頭をガシガシかいている
今まで付き合ってきた男みたいに、髪をセットして……ってタイプじゃないとよき
洗いざらしみたいな髪が、ぐしゃぐしゃになっていく
「俺が遅れなきゃ良かったんだよな、……ごめん」
長身の彼の頭のてっぺんに腕をのばして、もつれそうな髪を撫でて元に戻す
「外にいたから体冷えたんだけど……
中、入ろうよ」
とショッピングモールを指差した
入ってすぐの店頭にマフラーがたくさん並んでいる
「あったかそ……
こんなロングマフラーもかわいいね」
「どれ?」
「これ」
「お前に似合いそうだな」
と、とよきは手に取った
と聞かれて「まあ、そんな感じ」とごまかすと、今度は怖い顔に変化する
「隠すなよ」
「隠してないけど……」
「何?何だって??」
……意外としつこいな
「……ギャンブルに勝ったんだって」
「は?」
「59万」
「へえ……すごいな、で、それが何?」
「その59万でアタシを買うって」
「あん??」
……しまった
言葉、間違えた
「おいしいものでも一緒に食べませんか?って、言われて」
「……へえ」
「断ったんだからいいじゃん」
なんでアタシが言い訳しなきゃいけないんだかって思っていると、とよきが「あーもう!」と横で頭をガシガシかいている
今まで付き合ってきた男みたいに、髪をセットして……ってタイプじゃないとよき
洗いざらしみたいな髪が、ぐしゃぐしゃになっていく
「俺が遅れなきゃ良かったんだよな、……ごめん」
長身の彼の頭のてっぺんに腕をのばして、もつれそうな髪を撫でて元に戻す
「外にいたから体冷えたんだけど……
中、入ろうよ」
とショッピングモールを指差した
入ってすぐの店頭にマフラーがたくさん並んでいる
「あったかそ……
こんなロングマフラーもかわいいね」
「どれ?」
「これ」
「お前に似合いそうだな」
と、とよきは手に取った