☆ハイローハート
プリンを食ってるとケータイが鳴って、ナルが勝手に画面を見ている
「とよきだぞ」
「マジで?さっき邪魔したからかな……」
電話に出ると「今、おまえんちの前、あけて」って言われて、玄関に向かった
玄関をあけて隣の家の方を思わず見ると、とよきに頭を叩かれる
「もうあこは帰ったよ」
「あ、そう……」
龍一がたまたま通りがかって「クリスマスイブに男ばっかで集まって何がたのしーんだよ」と言うからその背中に手に持ってたプリンのスプーンを投げつけた
「いてーな!」
「お前と違って、わけあって男ばっかりでいるんだよバーカ」
「強がんなって」
「龍一こそ、女からメールの一本も入らねーくせに」
俺と龍一の兄弟げんかをとよきがすり抜けて俺の部屋に入って行く
俺のうしろを追って龍一が部屋の前まで来るとケータイをちらつかせた
「俺、年上のお姉さまからメール来たし」
「年上?どうせおばあちゃんとかだろ」
ナルは間抜け面で俺と龍一を見上げていて、とよきはどかっと座ると余っていたプリンに早速手をのばしている
「ざーんねん、みさきでした」
得意気にケータイを操作すると、俺にチラッとだけ画面を見せる
「みさき??」
「そ、理一にはきてねーだろ」
「みさきって、5階のみさき?」
「オーストラリアのみさき」
龍一のケータイを光速で奪い取って見ると、写メが添付されて“メリークリスマス”ってキラキラのデコメ
真夏の海でめっちゃ短いTシャツにショートパンツのみさきがサンタクロースの赤い帽子を片手に持って写ってる
あ、へそピあけてる……
っつか、これ誰が撮ってるんだ……
と一瞬で色々と頭が回転して、「龍ッッ、これ俺に転送して!!」と大声を出したら「やだね、それみさきが俺だけに送ってくれたメールだもん」とケータイを取り返された
「とよきだぞ」
「マジで?さっき邪魔したからかな……」
電話に出ると「今、おまえんちの前、あけて」って言われて、玄関に向かった
玄関をあけて隣の家の方を思わず見ると、とよきに頭を叩かれる
「もうあこは帰ったよ」
「あ、そう……」
龍一がたまたま通りがかって「クリスマスイブに男ばっかで集まって何がたのしーんだよ」と言うからその背中に手に持ってたプリンのスプーンを投げつけた
「いてーな!」
「お前と違って、わけあって男ばっかりでいるんだよバーカ」
「強がんなって」
「龍一こそ、女からメールの一本も入らねーくせに」
俺と龍一の兄弟げんかをとよきがすり抜けて俺の部屋に入って行く
俺のうしろを追って龍一が部屋の前まで来るとケータイをちらつかせた
「俺、年上のお姉さまからメール来たし」
「年上?どうせおばあちゃんとかだろ」
ナルは間抜け面で俺と龍一を見上げていて、とよきはどかっと座ると余っていたプリンに早速手をのばしている
「ざーんねん、みさきでした」
得意気にケータイを操作すると、俺にチラッとだけ画面を見せる
「みさき??」
「そ、理一にはきてねーだろ」
「みさきって、5階のみさき?」
「オーストラリアのみさき」
龍一のケータイを光速で奪い取って見ると、写メが添付されて“メリークリスマス”ってキラキラのデコメ
真夏の海でめっちゃ短いTシャツにショートパンツのみさきがサンタクロースの赤い帽子を片手に持って写ってる
あ、へそピあけてる……
っつか、これ誰が撮ってるんだ……
と一瞬で色々と頭が回転して、「龍ッッ、これ俺に転送して!!」と大声を出したら「やだね、それみさきが俺だけに送ってくれたメールだもん」とケータイを取り返された