☆ハイローハート
「俺の話聞いて」

「あこから聞いて知ってるわよ
あなたの発言がくだらない嫉妬から出たものであっても
あなたがどれだけモロの事を好きだと思っていても、そんな事知らない」

「ごめん」

「何に対するごめん?
私に対するごめん?モロに対するごめん?」

「えっと……」

「この場をおさめるごめんなら、言わない方がましよ」



気持ちイイくらいにやりこめられてる

もうぐうの音も出ません

ってゆうか、MJの前じゃ取り繕った言葉とかって意味がなくて

黙ってても心を全部晒されるんだ



「俺ね、みさきが好きだって気付いたから」

「だから何?」

「だから、もう……傷つけない」


MJは無残にも首を振る

「もし本当に男が女の事を簡単にヤレる女だと思っていたとしても、心のある人間ならそれを口には出さないわ
あなたは、また同じ事をする」

「しない
約束する」

「約束なんて意味ない」

「みさきにもちゃんと謝るし」

「……謝る?」

「謝ったら、許してくれるかな」


MJは俺の顔を見たままじっと止まってしまった

< 365 / 756 >

この作品をシェア

pagetop