☆ハイローハート
「俺、今でもその先輩が憐れでさ~
顔とか全然普通なのに、ちょっと肌が油っぽいってだけで吐かれるって……」
とよきはちょっと吹きだしながら「さすがに、俺はそこまで嫌われてないみたいで良かったよ」と笑った
嫌われてるわけがない
「あこは好きじゃない男に触られるだけで吐ける女だと思うよ」
こないだ、とよきに肩を組まれて一緒に歩いていた姿を思い出す
「俺、こないだとよきとあこが肩組んで歩いてるの見ちゃったし……
嫌いな男に、あこはそんなことさせねーって!」
とよきはまた窓の外を見ている
「あこと、チューした??
っていうか、もう最後までした??」
黙ったままのとよき
「ま、どっちにしろ、同情って事は無いって」
と俺が言うと、とよきは立ち上がった
「俺、改札口の前で待つわ
ずっと座りっぱなしで腰とケツがイテーし」
「俺も付き合う?」
「いや、大丈夫」
「ケンカすんなよ?」
「しねーよ、今のお前の言葉でなんか自信でたし」
「ん……他にいい男が出てきたら、サクッとそっち行く女だから、がんばれよとよき」
トレイを持ったとよきが一瞬とまって、また動き出した
「情のないあこを選んだんだから、仕方ないよ」
と(うんうん)うなずいていると、
「お前、あんなにいつもあこに情かけてもらってるのに、よくそこまで言えるよな……」
と最後は俺が攻撃されてしまった
顔とか全然普通なのに、ちょっと肌が油っぽいってだけで吐かれるって……」
とよきはちょっと吹きだしながら「さすがに、俺はそこまで嫌われてないみたいで良かったよ」と笑った
嫌われてるわけがない
「あこは好きじゃない男に触られるだけで吐ける女だと思うよ」
こないだ、とよきに肩を組まれて一緒に歩いていた姿を思い出す
「俺、こないだとよきとあこが肩組んで歩いてるの見ちゃったし……
嫌いな男に、あこはそんなことさせねーって!」
とよきはまた窓の外を見ている
「あこと、チューした??
っていうか、もう最後までした??」
黙ったままのとよき
「ま、どっちにしろ、同情って事は無いって」
と俺が言うと、とよきは立ち上がった
「俺、改札口の前で待つわ
ずっと座りっぱなしで腰とケツがイテーし」
「俺も付き合う?」
「いや、大丈夫」
「ケンカすんなよ?」
「しねーよ、今のお前の言葉でなんか自信でたし」
「ん……他にいい男が出てきたら、サクッとそっち行く女だから、がんばれよとよき」
トレイを持ったとよきが一瞬とまって、また動き出した
「情のないあこを選んだんだから、仕方ないよ」
と(うんうん)うなずいていると、
「お前、あんなにいつもあこに情かけてもらってるのに、よくそこまで言えるよな……」
と最後は俺が攻撃されてしまった