☆ハイローハート
「すげー迷惑」
眉を寄せたとよきがはっきりと言うから、女子はパタと凍ってしまった
とよきはもともとこうゆうキャラで悪気も無ければ、相手を威圧している気もないんだけれど、初対面の女子からすればそんなことを言われると当然ビビるわけで俺は慌ててフォローの言葉をかけた
「この人ね、こうゆう人だから
別に怒ってないから大丈夫
気にしないで」
「ごめんね……無神経だった」
「いいよいいよ」
と俺が気を遣っているのにとよきはケータイを見たままで、なんでそんなに感じ悪くできるのか……余計俺が焦るからやめてほしいんですけど
「種田くん、ごめんね」
その子はとよきを名指す
名前、知ってんだ……
さすがにとよきも視線をあげないわけにはいかず、ちょっと上目で見上げてそっけなく「ああ」とだけ答えるとすぐまた元の姿勢に戻った
なんだかな……
俺、一生懸命フォローしたのにあんまり報われなかった感
名前知ってるってことは、とよきも知ってるってこと??
去っていった背中を親指で示して「あの子誰?」ととよきの顔を見た
「知らない」
「でもとよきの名前知ってんじゃん」
「でも俺は知らないけど?」
かみ合わない会話をしていると、近くに座っていた細くて神経質そうな男の子が「知らないんだ」と割ってきた
「知らない」
「ま、あの近藤さやかが彼女だったら知らないか」
……トゲあるな~
「大西ルカ」
「ふ~ん」
そうやっていざ聞いてみると、ナルの口から聞いたことがある気がする
眉を寄せたとよきがはっきりと言うから、女子はパタと凍ってしまった
とよきはもともとこうゆうキャラで悪気も無ければ、相手を威圧している気もないんだけれど、初対面の女子からすればそんなことを言われると当然ビビるわけで俺は慌ててフォローの言葉をかけた
「この人ね、こうゆう人だから
別に怒ってないから大丈夫
気にしないで」
「ごめんね……無神経だった」
「いいよいいよ」
と俺が気を遣っているのにとよきはケータイを見たままで、なんでそんなに感じ悪くできるのか……余計俺が焦るからやめてほしいんですけど
「種田くん、ごめんね」
その子はとよきを名指す
名前、知ってんだ……
さすがにとよきも視線をあげないわけにはいかず、ちょっと上目で見上げてそっけなく「ああ」とだけ答えるとすぐまた元の姿勢に戻った
なんだかな……
俺、一生懸命フォローしたのにあんまり報われなかった感
名前知ってるってことは、とよきも知ってるってこと??
去っていった背中を親指で示して「あの子誰?」ととよきの顔を見た
「知らない」
「でもとよきの名前知ってんじゃん」
「でも俺は知らないけど?」
かみ合わない会話をしていると、近くに座っていた細くて神経質そうな男の子が「知らないんだ」と割ってきた
「知らない」
「ま、あの近藤さやかが彼女だったら知らないか」
……トゲあるな~
「大西ルカ」
「ふ~ん」
そうやっていざ聞いてみると、ナルの口から聞いたことがある気がする