☆ハイローハート
女子達は小一時間で家をキレイにしてしまった


ナイスタイミングでとよきがやってくる


「……玄関あきっぱなしだったけど」

いや、とよき

みさきと会うの一年ぶりなのに、一番最初の言葉それ??

「よ!彼女できたんやって??
彼女かわいい??
彼女、名前なんてゆうん?」

「諸岡、もっと色気のある関西弁しゃべれよ」

「へえ~
その彼女はさぞかし色気あるんやろな~~
な??」


みさきはめっちゃ楽しそうに目を細めて笑っている


「あ、とよき
一緒にそば買いにいこ」

あこは掃除の間脱いで自分のカバンのそばに置いていたニーハイソックスに再び足を通して財布を持った


「そば??」


その場にいた俺らの声が揃う


「そう、まあ、引越しそば的な、帰国そば??」


MJがやってきて「モロ、あとはトランクの中身だけ」と重そうなトランクケースを指差した

「あ、うんMJありがとう~」

「冷蔵庫の中のものは多分根こそぎダメだろうから捨てるわよ?」

「うんOK」

とよきとあこはそばを買いに

MJは冷蔵庫をのぞいて眉を寄せている

そして、みさきがトランクを運ぼうとしているのを見た国坂がそれを手伝っていた

寝室まで持ち上げたまま運んで行く


「理一くん……ここに入ってる飲み物全部、シンクに流してくれない?私、勇気ない」

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