☆ハイローハート
結局店が終わる時間まで草野球の団体もみさき達もいて、俺が「おつかれさまーっす」と店を出ると……


監督がみさきにチークダンスを強要していた

……出た、チークダンス


「チークダンスなんか踊られへんって
知らんもん!!」

「チークダンスは体を抱き合い頬を寄せ合い揺れるだけだから」


おっさん……っっ!


「みさき、帰るよ」

俺がサッサとみさきの手をとると、監督が「バイトォ!」と騒いでいる

「監督、近所迷惑っすから
んじゃ、おつかれさまでーす」

と敬礼しながら遠ざかっていった

「俺MJ送っていくから、あこは諸岡と理一と帰れよ」

ととよきが言うと、みさきが「ええ~!」と嫌そうな顔をした

あこが拒絶されたことに(え?)ってなってて、ウケる

こいつら、なんでこんなに面白いんだろ


「土曜日やのに、二人でお泊りせーへんの??」

どんだけオープンなんだよ

みさきのノリの軽い意味深な言葉に、あこもとよきも返答に困っている

「お散歩がてらに、アタシと理一がMJ送って行くし♪
あ、理一はバイトあがりでしんどいか……」

「別に平気、一緒にMJ送っていくよ」

「というわけやから、あこととよきは一緒におれば??」


……ラッキ

MJ送ったらみさきと二人っきりじゃん


水着姿を拝めるプールに誘ってくれなかったことは恨んでるけど、深夜のお散歩に免じて許すことにきーめた

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