☆ハイローハート
あこの部屋ではみさきが下に座ってヒラヒラ何かを俺たちに見せてきた
「何、それ??」
と俺とナルは食いつき、とよきは猫にまず挨拶、あこも定位置に座る
「港一周クルージングディナー券が当たったんです!」
と、みさきはあこと違ってテンションが高い
「当たったって何で?」
と俺がきくと、「はがきで応募して当たってん」と得意気な顔をして笑った
「へえ、そんなのマジで当たるんだ」
「それがな、MJに“強運になる”線を一本アタシの手に描いてもらって、その手ではがき書いて応募したんよ」
「MJスゲー!」
みさきの手からそのディナー券を奪い取ると、ペア一組って書いてある
ライティングされた遊覧船は、観光船としても有名な船
「9月3日18時半出航……」
文字を見て俺は呟いた
「めっちゃ平日じゃん」
「でも18時半やから学校終わってからいけるやん」
「9月3日だよ?」
「それが何?」
……ああそっか、俺はすっかり自分勝手にみさきと過ごす予定にしていたけど、全然誘いもしてねーんだった
「9月3日は、俺の誕生日なんだけど」
「え!そうなん??今年は彼女おらへんやん、はよ作らな!!」
ナルが口をおさえて笑うのを我慢している
「みさきは誕生日いつよ?」
「アタシは12月10日、あこの11月10日とちょうど1ヵ月違いやねん」
「んじゃ、みさきの誕生日は俺が祝ってあげるから、俺もクルージング行きたい!」
「……え??」
誕生日に好きな子とクルージングなんて、最高だし!!
「何、それ??」
と俺とナルは食いつき、とよきは猫にまず挨拶、あこも定位置に座る
「港一周クルージングディナー券が当たったんです!」
と、みさきはあこと違ってテンションが高い
「当たったって何で?」
と俺がきくと、「はがきで応募して当たってん」と得意気な顔をして笑った
「へえ、そんなのマジで当たるんだ」
「それがな、MJに“強運になる”線を一本アタシの手に描いてもらって、その手ではがき書いて応募したんよ」
「MJスゲー!」
みさきの手からそのディナー券を奪い取ると、ペア一組って書いてある
ライティングされた遊覧船は、観光船としても有名な船
「9月3日18時半出航……」
文字を見て俺は呟いた
「めっちゃ平日じゃん」
「でも18時半やから学校終わってからいけるやん」
「9月3日だよ?」
「それが何?」
……ああそっか、俺はすっかり自分勝手にみさきと過ごす予定にしていたけど、全然誘いもしてねーんだった
「9月3日は、俺の誕生日なんだけど」
「え!そうなん??今年は彼女おらへんやん、はよ作らな!!」
ナルが口をおさえて笑うのを我慢している
「みさきは誕生日いつよ?」
「アタシは12月10日、あこの11月10日とちょうど1ヵ月違いやねん」
「んじゃ、みさきの誕生日は俺が祝ってあげるから、俺もクルージング行きたい!」
「……え??」
誕生日に好きな子とクルージングなんて、最高だし!!