☆ハイローハート
「あっれー!!理一めっちゃ普通に座ってるやん!!」
……見つけるの、おそ
さっきからずっとケータイでゲームしながら待ち続けていた、隠れずに
「あかん、ギブアップしよ、あこととよき見つけられへん」
「あ~~、もういいんじゃない??」
「なんで?放置すんの?」
「あの二人なら、帰ったと思うよ?」
「え~っっ!!放置されたのはアタシ?!」
「ま、いいじゃん、仲直りしたんだから仲良くしたいでしょ」
日中とは違う涼しい風が吹いてくる
周囲にネオンがないから、雲がなければ星が見えそう
停泊して揺れている船が静かなだけの風景にムードをプラスしている
「アタシ達もかえろっか」
「そうだね、俺待ちすぎて体かたまった」
とみさきに手を伸ばすと、ひっぱって立たせてくれた
そのままもちろん離さないで歩き始めると、さりげなく解こうとされて更にぎゅっと握った
「理一……誕生日やったのに、アタシ達と過ごしてて良かったん?
好きな子誘うチャンスやったんじゃないの??」
俺けっこうあからさまにアピールしてると思うんだけど、やっぱり伝わってない
「じゅうぶん充実した一日だったよ
とよきが仲直りできたし」
「うん」
「みさきがいじめられてるとこも見れたし」
「……ああ」
「あんな性格悪い女、はじめて見た」
「……そう?」
みさきの声がワントーン落ちたから、話題にしない方が良かったか……と後悔
「髪アップにしてた子の彼氏と一緒に遊んだりしてたから、アタシの事嫌ってるねん」
「ふ~ん……」
なんとなくみさきの中学時代って想像がつかない
……見つけるの、おそ
さっきからずっとケータイでゲームしながら待ち続けていた、隠れずに
「あかん、ギブアップしよ、あこととよき見つけられへん」
「あ~~、もういいんじゃない??」
「なんで?放置すんの?」
「あの二人なら、帰ったと思うよ?」
「え~っっ!!放置されたのはアタシ?!」
「ま、いいじゃん、仲直りしたんだから仲良くしたいでしょ」
日中とは違う涼しい風が吹いてくる
周囲にネオンがないから、雲がなければ星が見えそう
停泊して揺れている船が静かなだけの風景にムードをプラスしている
「アタシ達もかえろっか」
「そうだね、俺待ちすぎて体かたまった」
とみさきに手を伸ばすと、ひっぱって立たせてくれた
そのままもちろん離さないで歩き始めると、さりげなく解こうとされて更にぎゅっと握った
「理一……誕生日やったのに、アタシ達と過ごしてて良かったん?
好きな子誘うチャンスやったんじゃないの??」
俺けっこうあからさまにアピールしてると思うんだけど、やっぱり伝わってない
「じゅうぶん充実した一日だったよ
とよきが仲直りできたし」
「うん」
「みさきがいじめられてるとこも見れたし」
「……ああ」
「あんな性格悪い女、はじめて見た」
「……そう?」
みさきの声がワントーン落ちたから、話題にしない方が良かったか……と後悔
「髪アップにしてた子の彼氏と一緒に遊んだりしてたから、アタシの事嫌ってるねん」
「ふ~ん……」
なんとなくみさきの中学時代って想像がつかない