☆ハイローハート
「片思いを“がんばり~”って応援し合うとか……
誰かの好きな男の子と話したら裏切り者扱いみたいな、そういうの苦手
すごい気を遣うし……」
「俺は男だからそういうのってないけどな~」
「だから、男子といる方が楽やったよ」
そういってごまかすように少し笑っている
高速道路を走る車の音が近くなる、駅へと向かう道
「それであんなにやっかまれたわけだ」
「やっかみ……なんかな?
まあ、むかつくよね、自分の好きな男が他の女と遊んでたら」
みさきが「あっ!」と思い出したように大声を出して
「でも……最高何Pとか、そんなんは根も葉もないウソ」と付け加えた
「ハハッ、すげーな噂って」
「病気も、持ってないし」
「うん、……知ってる」
つないでいない方の手が俺の肩近くを軽く叩いた
「んじゃ、笹川くんもウソか」
「…………え、うん」
あれ?当然流れ的にはウソだと思ったのに……
「変な間あけんなよ」
「ごめんごめん、笹川くんって誰やっけって思って」
絶対んなわけない
ってゆうか、俺が聞きたいよ……笹川くんって誰?
どんな男?
港しかないから、もともと利用する人が少ない駅だけれど、駅前にもなれば数人は歩いている
港お散歩デートなんてあっという間
時刻も22時過ぎで、俺の誕生日効果もあと数時間したら消滅してしまう
「みさき、地元戻ったらさ……」
と言いかけたら、みさきのケータイが鳴った
「あ、あこ」
誰かの好きな男の子と話したら裏切り者扱いみたいな、そういうの苦手
すごい気を遣うし……」
「俺は男だからそういうのってないけどな~」
「だから、男子といる方が楽やったよ」
そういってごまかすように少し笑っている
高速道路を走る車の音が近くなる、駅へと向かう道
「それであんなにやっかまれたわけだ」
「やっかみ……なんかな?
まあ、むかつくよね、自分の好きな男が他の女と遊んでたら」
みさきが「あっ!」と思い出したように大声を出して
「でも……最高何Pとか、そんなんは根も葉もないウソ」と付け加えた
「ハハッ、すげーな噂って」
「病気も、持ってないし」
「うん、……知ってる」
つないでいない方の手が俺の肩近くを軽く叩いた
「んじゃ、笹川くんもウソか」
「…………え、うん」
あれ?当然流れ的にはウソだと思ったのに……
「変な間あけんなよ」
「ごめんごめん、笹川くんって誰やっけって思って」
絶対んなわけない
ってゆうか、俺が聞きたいよ……笹川くんって誰?
どんな男?
港しかないから、もともと利用する人が少ない駅だけれど、駅前にもなれば数人は歩いている
港お散歩デートなんてあっという間
時刻も22時過ぎで、俺の誕生日効果もあと数時間したら消滅してしまう
「みさき、地元戻ったらさ……」
と言いかけたら、みさきのケータイが鳴った
「あ、あこ」