☆ハイローハート
「何、K-1みたいな?ボクシング?」
「……いや……ジャンルはようわからんけど、UFCとかゆうやつ」
「UFCーッッ??」
「うん、そう」
「うわ~、マジ!!」
「は?」
「格闘技、めっちゃ好きなんだよ」
……えっと
じゃあ……
「スカートのお礼に、見ていく??」
「いいんすか?
おじゃましま~すッ」
アタシより急いで入っていくのを後から追うと、あっという間にテレビ前のソファーを陣取っていた
そんな彼を置いておいて、アタシはスカートをはいてみる
「あ、サイズぴったり」
隣室から叫ぶと「あっそう、良かったな」って適当な返事
そのスカートをはいたままリビングに戻って、サンドイッチを開封した
「紅茶入れるけど、理一も飲む?」
「うん、砂糖たっぷりのミルクティーで」
……来客、だよね?
この家の主じゃ~ないよね??
アタシは紅茶を入れて、ソファーの前のローテーブルに置いた
その近くの椅子にすわってサンドイッチを食べながら、理一が見入るテレビをつられて見る
「今日もさやかとお昼食べた?」
「んー」
「明日の約束もした?」
「んー、うおっ、コイツパワーすげー!!」
……聞いてないね
テレビ画面の中、肩までの金髪をぎゅっと結んだ白人と、体中タトゥーだらけの黒人がもみあっている
「これ、何ラウンド?……5分3ラウンド、あ~、判定だなァ
……あぶねっ!!」
……今まで応援してきたファイターでもないのに、こんなに瞬時に熱くなれるってすごい
全然興味のない格闘技でも、誰かと一緒に見ているとおもしろく思えるからなんだか不思議
「……いや……ジャンルはようわからんけど、UFCとかゆうやつ」
「UFCーッッ??」
「うん、そう」
「うわ~、マジ!!」
「は?」
「格闘技、めっちゃ好きなんだよ」
……えっと
じゃあ……
「スカートのお礼に、見ていく??」
「いいんすか?
おじゃましま~すッ」
アタシより急いで入っていくのを後から追うと、あっという間にテレビ前のソファーを陣取っていた
そんな彼を置いておいて、アタシはスカートをはいてみる
「あ、サイズぴったり」
隣室から叫ぶと「あっそう、良かったな」って適当な返事
そのスカートをはいたままリビングに戻って、サンドイッチを開封した
「紅茶入れるけど、理一も飲む?」
「うん、砂糖たっぷりのミルクティーで」
……来客、だよね?
この家の主じゃ~ないよね??
アタシは紅茶を入れて、ソファーの前のローテーブルに置いた
その近くの椅子にすわってサンドイッチを食べながら、理一が見入るテレビをつられて見る
「今日もさやかとお昼食べた?」
「んー」
「明日の約束もした?」
「んー、うおっ、コイツパワーすげー!!」
……聞いてないね
テレビ画面の中、肩までの金髪をぎゅっと結んだ白人と、体中タトゥーだらけの黒人がもみあっている
「これ、何ラウンド?……5分3ラウンド、あ~、判定だなァ
……あぶねっ!!」
……今まで応援してきたファイターでもないのに、こんなに瞬時に熱くなれるってすごい
全然興味のない格闘技でも、誰かと一緒に見ているとおもしろく思えるからなんだか不思議