☆ハイローハート
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ベッドサイドにお菓子を広げて、アタシは髪を後ろでまとめた
MJは長い前髪をピンで留めている
三人の中で一番髪の長いあこはサイドで上手にまとめている
「でさ、とよきが大西、ルカ?のことをなんとも思ってないのはわかったけど、果たして大西ルカはとよきの事なんとも思ってないわけ??」
アタシが聞くと「さあ、でも大丈夫なんじゃない?」とあこは余裕そう
「とよきくんなら大丈夫そう」
増してやMJの太鼓判は心強い
あこはスマートフォンを操作して、画面いっぱいにカブの写真を出す
「これ、とよきからもらったんだけど、めっちゃかわいくない??」
「それ、私にも送って」
とMJとあこが赤外線送受信しているのを横目に、アタシは国坂くんからきていたメールに返信した
受験生で忙しい彼とは週に一度程度しか会えないけれど、連絡は毎日一回はとっている
送信ボタンを押した後に、「なあ、あこ」と興味津々な顔で呼びかけた
「仲直りエッチって、やっぱ燃える?」
「まあ、そうなんじゃない??」
「とよきって、S?M?」
「……どっちでもないと思うけど」
「とよきってさ~、いい体やから、なんか激しそう~~~」
想像してニヤニヤしてると、MJが「国坂くんもいい体じゃない?」と思い出すように片目を閉じている
「国坂くんは、いい体やけどインテリが勝ってるやん?
でもとよきはいい体で、しかも体力系やんか!!」
「体力系って何よ」とあこはしれっとしてるけど~~~
「だってだってとよきは、もう女の子が満足するまでいつまでも!!って感じするねんもん」
「確かに、早漏ではないけど、たまに早くイケよとも思うから」
「もったいない~~~
ありがたいね~~っていただいとかないと!!」
「モロ、エッチしてる時に“ありがたいね~”なんて考えてんの??」
「最中には考えてないけどさ」
と答えるとケータイにメールが届いた