☆ハイローハート
「わ!!!
びっくりした!!」
深く考え事しすぎて、気付いてなかった
「俺待ち?」
「ああ、そうそうそう
そうそうそう」
動揺して、言葉がまともに出てこない
「俺が出てきたことにも気付かないくらい考え事して、俺がお前に気付かなかったらどーすんだっつーの」
おっしゃるとおりです
「んで、急用って何?」
「急用??」
「急用だから来たんだろ?」
急用じゃなかったら来ちゃダメなんかい!!
と、思わずモロに怒られそうなへったくそな関西弁が浮かぶ
アタシは「うーーーん」と考えながら、つま先で地面をトントンしつつ、片手で髪を触りつつ
とよきの顔は見れなくて向こうに見える神社の鳥居を見たり、校門に大きく書いてある学校名を無駄に目で読んだりした
「用もないのに来たのかよ」
用もないのにって……やっぱ、柄にもないことするもんじゃない
「用はないけど、来たの」
「なんで」
なんで……
そんなに来ちゃダメなの??
本来なら、既にやさぐれて悪態の一つや二つ発してるはずなのに、さっきゆりかちゃんで憂さ晴らししたからか……
今また、アタシの中の悪魔より、天使の数が勝っている
「んーーーー」
ととよきの濡れた髪を見上げて、不思議そうにアタシの返答を待っているとよきの目を見ると何も言葉が出てこなかった
びっくりした!!」
深く考え事しすぎて、気付いてなかった
「俺待ち?」
「ああ、そうそうそう
そうそうそう」
動揺して、言葉がまともに出てこない
「俺が出てきたことにも気付かないくらい考え事して、俺がお前に気付かなかったらどーすんだっつーの」
おっしゃるとおりです
「んで、急用って何?」
「急用??」
「急用だから来たんだろ?」
急用じゃなかったら来ちゃダメなんかい!!
と、思わずモロに怒られそうなへったくそな関西弁が浮かぶ
アタシは「うーーーん」と考えながら、つま先で地面をトントンしつつ、片手で髪を触りつつ
とよきの顔は見れなくて向こうに見える神社の鳥居を見たり、校門に大きく書いてある学校名を無駄に目で読んだりした
「用もないのに来たのかよ」
用もないのにって……やっぱ、柄にもないことするもんじゃない
「用はないけど、来たの」
「なんで」
なんで……
そんなに来ちゃダメなの??
本来なら、既にやさぐれて悪態の一つや二つ発してるはずなのに、さっきゆりかちゃんで憂さ晴らししたからか……
今また、アタシの中の悪魔より、天使の数が勝っている
「んーーーー」
ととよきの濡れた髪を見上げて、不思議そうにアタシの返答を待っているとよきの目を見ると何も言葉が出てこなかった