☆ハイローハート
「やばいよ」
「明日から学校来れないようにしてやろうと思って……」
「でも、血が……」
バタバタとアタシの横を走り抜けて行った女達が息を切らし途切れ途切れ会話する内容が聞こえてきて……
おせっかいなアタシは再びコンビニに向かって走った
駐車場の隅で上半身を折り曲げている姿が見える
「ねえ、大丈……夫……??」
彼女は裂けたスカートを片手で押さえて、泣きそうに眉を寄せながら呻いた
「血が~~~血が~~~」
足元に目をやると、足をつたって血が流れてきている
「ちょっと、病院いこ!」
アタシがハーフ女の手を取ると振り払われる
「いかん!」
…………いらん、とか、いかん、とか、関西人って、言葉までせっかちというか、なんというか。
って状況に反して意外と冷静な思いが浮かんでくる
「あか~~ん」
ハーフ女の端整な顔が天を仰ぎ情けなくゆがんだ
…………しかも、顔が半分外人だからね
違和感が相当ある
「とにかく、アタシの家すぐそこのマンションだから……歩ける?」
スカートがさっくり裂けるくらいなんだから、かなり鋭利な刃物のはず
それで切られたなんて、縫わなきゃダメなんじゃないの??
太ももを押さえたまま片足をひきずるように歩き始めたハーフ女の顔を見た
「明日から学校来れないようにしてやろうと思って……」
「でも、血が……」
バタバタとアタシの横を走り抜けて行った女達が息を切らし途切れ途切れ会話する内容が聞こえてきて……
おせっかいなアタシは再びコンビニに向かって走った
駐車場の隅で上半身を折り曲げている姿が見える
「ねえ、大丈……夫……??」
彼女は裂けたスカートを片手で押さえて、泣きそうに眉を寄せながら呻いた
「血が~~~血が~~~」
足元に目をやると、足をつたって血が流れてきている
「ちょっと、病院いこ!」
アタシがハーフ女の手を取ると振り払われる
「いかん!」
…………いらん、とか、いかん、とか、関西人って、言葉までせっかちというか、なんというか。
って状況に反して意外と冷静な思いが浮かんでくる
「あか~~ん」
ハーフ女の端整な顔が天を仰ぎ情けなくゆがんだ
…………しかも、顔が半分外人だからね
違和感が相当ある
「とにかく、アタシの家すぐそこのマンションだから……歩ける?」
スカートがさっくり裂けるくらいなんだから、かなり鋭利な刃物のはず
それで切られたなんて、縫わなきゃダメなんじゃないの??
太ももを押さえたまま片足をひきずるように歩き始めたハーフ女の顔を見た