☆ハイローハート
まさか帰国してから理一とこうなるとは思ってなくて、軽く受けた龍一のカテキョと理一ママの料理教室
今となっては気が重い
理一に会うと、なんとなく……かける言葉が無いというか
とは言っても、約束を覆すわけにもいかずアタシは週に一度龍一のところへ通う
今日は一度家に帰って荷物を置くと忘れたケータイを持って6階へ向かった
カテキョの日はいつも鍵があけられているからそのまま家に入って行くと、龍一はすでに机に向き合っている
アタシのおかげ(?)で英語の成績がいいらしく、そうなるとますます勉強意欲がわいてくるらしい
「龍一、やってる??」
と背後から急に声をかけると、恐ろしい勢いで龍一は慌てて何かのページを閉じた
「あれ?英語の勉強してたんじゃないの??」
「あっ、あのなっ!!いくら玄関があいてるからって、俺の部屋に入るときはノックぐらいしろい」
焦りすぎて語尾が変になった龍一の言葉に吹き出すと
「何見てた~ん??」
と机の上につっぷして龍一が隠す本を指先でシュッと引き抜いた
“ゴールデンスペシャル”と銘打たれた薄っぺらい雑誌は金髪のお姉さま方のヌードにうめつくされている
「龍一、ほんまに金髪が好きなんや」
確か、前に理一がそんなこと言ってた気がする
「金髪が好きなんじゃねーよ!
俺はっ、俺は……」
「勉強の邪魔になるから、しまっとこーね」
と雑誌を龍一の机の一番下の引き出しに入れる
「俺は……白い肌が好きなだけ」
と龍一がアタシの足をじっと見てるから、ピシッとチョップした
中学生でもすでにフェティシズムがあるんか!!
まだ早い!!
今となっては気が重い
理一に会うと、なんとなく……かける言葉が無いというか
とは言っても、約束を覆すわけにもいかずアタシは週に一度龍一のところへ通う
今日は一度家に帰って荷物を置くと忘れたケータイを持って6階へ向かった
カテキョの日はいつも鍵があけられているからそのまま家に入って行くと、龍一はすでに机に向き合っている
アタシのおかげ(?)で英語の成績がいいらしく、そうなるとますます勉強意欲がわいてくるらしい
「龍一、やってる??」
と背後から急に声をかけると、恐ろしい勢いで龍一は慌てて何かのページを閉じた
「あれ?英語の勉強してたんじゃないの??」
「あっ、あのなっ!!いくら玄関があいてるからって、俺の部屋に入るときはノックぐらいしろい」
焦りすぎて語尾が変になった龍一の言葉に吹き出すと
「何見てた~ん??」
と机の上につっぷして龍一が隠す本を指先でシュッと引き抜いた
“ゴールデンスペシャル”と銘打たれた薄っぺらい雑誌は金髪のお姉さま方のヌードにうめつくされている
「龍一、ほんまに金髪が好きなんや」
確か、前に理一がそんなこと言ってた気がする
「金髪が好きなんじゃねーよ!
俺はっ、俺は……」
「勉強の邪魔になるから、しまっとこーね」
と雑誌を龍一の机の一番下の引き出しに入れる
「俺は……白い肌が好きなだけ」
と龍一がアタシの足をじっと見てるから、ピシッとチョップした
中学生でもすでにフェティシズムがあるんか!!
まだ早い!!