☆ハイローハート
Still Beating
チリンチリン
自転車のベルを鳴らすと「よお、あこ、1人?」と理一が振り返った
「練習は終わり?
早いね~」
「週末に予選2回戦があるからさ、今日はゆっくり体を休める日なの」
「休めちゃっていいんだ」
「いいんだよ、プロ狙ってるわけじゃねーから」
……ゆるいな
さすが理一の通ってる学校なだけあるわ
と失礼なことを考えながら、自転車をこぐのをやめて一緒にマンションへ向かっていると、理一のケータイがなった
「めずらし、龍一から電話なんだけど」
と理一が言ったと同時にマンションの前に龍一と理一ママが立っている姿を発見した
「マンションの前に立ってるの龍一じゃない?」
「あ、ほんとだ」
そわそわと落ち着きのない様子
「何?俺もうマンションの前で、お前の姿見えてるんだけど」
その言葉に龍一と理一ママがこちらに気付いて、両手を振っている
どんな大歓迎なんだ
今日パーティでもあんの?
誰か誕生日だったっけ???
理一……の誕生日はもう終わったし……
とアタシは一足先に自転車に乗って駐輪場に滑り込んだ
マンション前で理一をつかまえたママの大声が聞こえてくる
「みさきちゃんがいないの!!」
「はあ??いないって??」
「ちょっと家に取りに行ってくるっていったまま戻ってこないの!!」
自転車のベルを鳴らすと「よお、あこ、1人?」と理一が振り返った
「練習は終わり?
早いね~」
「週末に予選2回戦があるからさ、今日はゆっくり体を休める日なの」
「休めちゃっていいんだ」
「いいんだよ、プロ狙ってるわけじゃねーから」
……ゆるいな
さすが理一の通ってる学校なだけあるわ
と失礼なことを考えながら、自転車をこぐのをやめて一緒にマンションへ向かっていると、理一のケータイがなった
「めずらし、龍一から電話なんだけど」
と理一が言ったと同時にマンションの前に龍一と理一ママが立っている姿を発見した
「マンションの前に立ってるの龍一じゃない?」
「あ、ほんとだ」
そわそわと落ち着きのない様子
「何?俺もうマンションの前で、お前の姿見えてるんだけど」
その言葉に龍一と理一ママがこちらに気付いて、両手を振っている
どんな大歓迎なんだ
今日パーティでもあんの?
誰か誕生日だったっけ???
理一……の誕生日はもう終わったし……
とアタシは一足先に自転車に乗って駐輪場に滑り込んだ
マンション前で理一をつかまえたママの大声が聞こえてくる
「みさきちゃんがいないの!!」
「はあ??いないって??」
「ちょっと家に取りに行ってくるっていったまま戻ってこないの!!」