☆ハイローハート
恋の行方
何故に理一とモロを阻むトラブルは次から次へと降って沸いてくるのか
これは、もう、一緒になるなってことなんじゃ?って思うほど
モロはそれから約一週間
警察とのやり取りや体調の事を考えて学校を休んでいて、MJと一緒に学校が終わってからモロの家に遊びに行こうと地元の駅まで帰って来た時
階段を降りた直後に「諸岡みさき」と呼ぶ男の声がきこえて振り返った
それはアタシが“諸岡みさき”だからじゃなくてモロの事を知ってる人がいるのかと思ってなんだけど、相手はそう受け取らず
「あんた、諸岡みさきさんでしょ?」
とわざと怖がらせるような不気味な言い方をされた
中心にいる男とその他3人
全員時代遅れなヤンキー風味
「聞いてたよりかわいーじゃん
しかもいっつも一緒にいる気の強そうな女は“あこ”……だっけ?」
とMJをアタシだと思っている
モロのルックスを説明するときになぜ“ハーフ”だという説明を入れなかったのか
それとも名前が日本人丸出しだし、あの顔で関西弁だし、ハーフっぽい人だと思ったとか??
訂正すりゃいいんだけど、どうせ諸岡みさきとあこに会いにきたならまたいつか会うんだろうし……とMJには申し訳ないけれど
「何?」
と返事させてもらった
「ちょっとさ、話があんだけど一緒に来てくんない??」
「行くわけないでしょ、知らない人についていっちゃいけないって親に教えられませんでした?」
「黙ってついてくるならその辺りの公園でいんだけど、そーじゃねーならキミ達の後ろに停めてある車に乗ることになっけど」
「大声だしますから」
名前を呼ばれた時からだけど、また一層不穏な色が濃くなる
人通りは少なくはないけれど、助けてくれる人間って少ないもんだ
やっぱ、逃げるか
これは、もう、一緒になるなってことなんじゃ?って思うほど
モロはそれから約一週間
警察とのやり取りや体調の事を考えて学校を休んでいて、MJと一緒に学校が終わってからモロの家に遊びに行こうと地元の駅まで帰って来た時
階段を降りた直後に「諸岡みさき」と呼ぶ男の声がきこえて振り返った
それはアタシが“諸岡みさき”だからじゃなくてモロの事を知ってる人がいるのかと思ってなんだけど、相手はそう受け取らず
「あんた、諸岡みさきさんでしょ?」
とわざと怖がらせるような不気味な言い方をされた
中心にいる男とその他3人
全員時代遅れなヤンキー風味
「聞いてたよりかわいーじゃん
しかもいっつも一緒にいる気の強そうな女は“あこ”……だっけ?」
とMJをアタシだと思っている
モロのルックスを説明するときになぜ“ハーフ”だという説明を入れなかったのか
それとも名前が日本人丸出しだし、あの顔で関西弁だし、ハーフっぽい人だと思ったとか??
訂正すりゃいいんだけど、どうせ諸岡みさきとあこに会いにきたならまたいつか会うんだろうし……とMJには申し訳ないけれど
「何?」
と返事させてもらった
「ちょっとさ、話があんだけど一緒に来てくんない??」
「行くわけないでしょ、知らない人についていっちゃいけないって親に教えられませんでした?」
「黙ってついてくるならその辺りの公園でいんだけど、そーじゃねーならキミ達の後ろに停めてある車に乗ることになっけど」
「大声だしますから」
名前を呼ばれた時からだけど、また一層不穏な色が濃くなる
人通りは少なくはないけれど、助けてくれる人間って少ないもんだ
やっぱ、逃げるか