☆ハイローハート
みさきさんって……
「みさきさんの……」
アタシの?
照れてるのが妙にもったいぶったように聞こえて、アタシとちづるさんと母親の視線が理一に集中する
そのことに気付いた理一は今一度みんなから目をそらして小さな声で
「合鍵」
と言った
へ???
「合鍵?
ああ、あのみさきの住んでる部屋の?」
母親はあっさりとリピートしたけど……
合鍵?
あ、あ、合鍵??
合鍵って、アタシがいなくても勝手に入れるっていう……あの合鍵??
「別に私はいいけど、みさきはええの?」
アタシが母親に返事する前にちづるさんが「胸がときめく」と手を胸に当てて目をパチパチしている
……酸いも甘いも知ってそうですけど、胸のときめきっていつまでもあるんや
女はいつまでも女なんだって感慨深い思いが一瞬よぎったけれど
「ホスト相手じゃここまでときめかないもん」
の一言でその場の全員が(…………)となってしまった
病室のドアが開き理一ママが入ってくるといつの間にか増えている人数に驚きながら、「あら、みさきちゃんのお母さん!」と挨拶合戦がはじまる
アタシが理一を盗み見ると、理一もアタシを盗み見てて、
……二人で微笑みあって気まずい感じをごまかした
「みさきさんの……」
アタシの?
照れてるのが妙にもったいぶったように聞こえて、アタシとちづるさんと母親の視線が理一に集中する
そのことに気付いた理一は今一度みんなから目をそらして小さな声で
「合鍵」
と言った
へ???
「合鍵?
ああ、あのみさきの住んでる部屋の?」
母親はあっさりとリピートしたけど……
合鍵?
あ、あ、合鍵??
合鍵って、アタシがいなくても勝手に入れるっていう……あの合鍵??
「別に私はいいけど、みさきはええの?」
アタシが母親に返事する前にちづるさんが「胸がときめく」と手を胸に当てて目をパチパチしている
……酸いも甘いも知ってそうですけど、胸のときめきっていつまでもあるんや
女はいつまでも女なんだって感慨深い思いが一瞬よぎったけれど
「ホスト相手じゃここまでときめかないもん」
の一言でその場の全員が(…………)となってしまった
病室のドアが開き理一ママが入ってくるといつの間にか増えている人数に驚きながら、「あら、みさきちゃんのお母さん!」と挨拶合戦がはじまる
アタシが理一を盗み見ると、理一もアタシを盗み見てて、
……二人で微笑みあって気まずい感じをごまかした