☆ハイローハート
みんなが思ってる
この家族団らんの時間に理一が元気に食卓に座っていることを幸せだと感じている
そして、そこにアタシがいることも……違和感なく受け入れてくれているの
「おいしい……」
理一がからあげの甘酢和えを食べて感激している
いままでずっと病院食だったからきっとものすごくおいしいと思う
「みさき、すっごいおいしい」
と無邪気にアタシに言ってくれたのはいいんだけど
「作ったのはママやけどな」
「え?」
「アタシが盛り付けてん」
「……盛り付けが、サイコー」
「見て見て、あのサラダもアタシがお皿に入れてん」
「……ハイセンス」
「お前ら、アホだろ」
龍一がアタシ達の会話に冷水をかけて終了
「こら!お兄ちゃんにアホって言わない!」とママが怒っている
いっぱい食べて、ママと一緒に片付けして、パパと息子三人が一緒にテレビ見てる後ろ姿を見ちゃったりすると……心が安らぐというか
なんか、すごい宝物を見つけたみたい
ほんま……奪われなくて良かった、生きてて……良かった
「ママ、理一をあんな目に遭わせてごめんね」
「みさきちゃんが謝らなくていいの」
食器を拭いて棚に片付ける作業を中断したママがあたしをぎゅーっと抱きしめて、「理一に、惚れちゃったでしょ?」と冷やかすような口調
「わたしがみさきちゃんなら、絶対惚れちゃうな~」
アタシがくすくす笑いながら「アタシも、そう思う」って言うと、ママは「キャー」と更にアタシを抱きしめた
この家族団らんの時間に理一が元気に食卓に座っていることを幸せだと感じている
そして、そこにアタシがいることも……違和感なく受け入れてくれているの
「おいしい……」
理一がからあげの甘酢和えを食べて感激している
いままでずっと病院食だったからきっとものすごくおいしいと思う
「みさき、すっごいおいしい」
と無邪気にアタシに言ってくれたのはいいんだけど
「作ったのはママやけどな」
「え?」
「アタシが盛り付けてん」
「……盛り付けが、サイコー」
「見て見て、あのサラダもアタシがお皿に入れてん」
「……ハイセンス」
「お前ら、アホだろ」
龍一がアタシ達の会話に冷水をかけて終了
「こら!お兄ちゃんにアホって言わない!」とママが怒っている
いっぱい食べて、ママと一緒に片付けして、パパと息子三人が一緒にテレビ見てる後ろ姿を見ちゃったりすると……心が安らぐというか
なんか、すごい宝物を見つけたみたい
ほんま……奪われなくて良かった、生きてて……良かった
「ママ、理一をあんな目に遭わせてごめんね」
「みさきちゃんが謝らなくていいの」
食器を拭いて棚に片付ける作業を中断したママがあたしをぎゅーっと抱きしめて、「理一に、惚れちゃったでしょ?」と冷やかすような口調
「わたしがみさきちゃんなら、絶対惚れちゃうな~」
アタシがくすくす笑いながら「アタシも、そう思う」って言うと、ママは「キャー」と更にアタシを抱きしめた