☆ハイローハート
ぼやけた視界をお姉ちゃんにこじ開けられて、冷たいものが目に入ってくる
シュって聞いたことのない音が近くで聞こえたと思うと体がひんやりして、お姉ちゃんがそれをボクの体に塗りこめてゴシゴシと体を拭われた
なんなんだ一体
ボクはどうなっちゃうんだ
だけど、お姉ちゃんがボクの目に冷たい何かを入れるたび、どんどんと世界がはっきり見え出して
シュってされるたびに体のかゆみや不快感は消えていった
たまに生ぬるい飲み物を出されるけれど、それは……まずい
一口二口舐めると吐きそうになってやめる
なんでこんなツライ思いばっかりしなきゃいけないんだ
足はフラフラするし
喉がやきつくような感じはいつまでも消えない
部屋の片隅で
襲ってくる闇の恐怖に震えていると
離れた場所に凛と座ってこちらを見る丸い目を見つけた
どうやらボクと姿かたちが似ている
「あんたも魔法をかけられたのね」
は?
「おせっかいなあの女に一晩中唱えられていたでしょう?」
そういえばボクがニャーニャー鳴いてる合間に、何かささやく声が聞こえてたかも
シュって聞いたことのない音が近くで聞こえたと思うと体がひんやりして、お姉ちゃんがそれをボクの体に塗りこめてゴシゴシと体を拭われた
なんなんだ一体
ボクはどうなっちゃうんだ
だけど、お姉ちゃんがボクの目に冷たい何かを入れるたび、どんどんと世界がはっきり見え出して
シュってされるたびに体のかゆみや不快感は消えていった
たまに生ぬるい飲み物を出されるけれど、それは……まずい
一口二口舐めると吐きそうになってやめる
なんでこんなツライ思いばっかりしなきゃいけないんだ
足はフラフラするし
喉がやきつくような感じはいつまでも消えない
部屋の片隅で
襲ってくる闇の恐怖に震えていると
離れた場所に凛と座ってこちらを見る丸い目を見つけた
どうやらボクと姿かたちが似ている
「あんたも魔法をかけられたのね」
は?
「おせっかいなあの女に一晩中唱えられていたでしょう?」
そういえばボクがニャーニャー鳴いてる合間に、何かささやく声が聞こえてたかも