☆ハイローハート
広大な野原
一瞬おとずれた静けさの中に一発、銃声が響いた
少し離れた木立の中から黒光りする銃口が見えたのと同時に足から力が抜けていく
彼が手を伸ばしてアタシに駆け寄ってくる姿……
ああ、こんなことになるなんて
こんなことになるなら
もっとずっと一緒にいればよかった
アタシは胸を押さえて、地にひざをつく
バタンと倒れてしまう直前にアタシの体をふわりと支えて抱き寄せる
逆光で髪がゴールデンレトリバーのような黄金に光って見えた
「死ぬなっ!」
涙目でそう言う彼の頬に手を添えて微笑む
アタシ達を横目に通り過ぎていく人々
そう、昨日のアタシもあの人達のようにまさかこんな日が訪れるなんて思ってもなかったの
「俺を置いて死ぬなよ」
「離さないで……」
「離すもんか」
ああ
この目が閉じてしまう前に、あなたをもっと焼き付けたい
「ね、アタシのこと好き……?」
「ああ、誰よりも」
素敵
いつか、光り輝くチャペルの元で聞きたかったな……
「愛してるって、言って」
アタシの体をギュってして
一瞬おとずれた静けさの中に一発、銃声が響いた
少し離れた木立の中から黒光りする銃口が見えたのと同時に足から力が抜けていく
彼が手を伸ばしてアタシに駆け寄ってくる姿……
ああ、こんなことになるなんて
こんなことになるなら
もっとずっと一緒にいればよかった
アタシは胸を押さえて、地にひざをつく
バタンと倒れてしまう直前にアタシの体をふわりと支えて抱き寄せる
逆光で髪がゴールデンレトリバーのような黄金に光って見えた
「死ぬなっ!」
涙目でそう言う彼の頬に手を添えて微笑む
アタシ達を横目に通り過ぎていく人々
そう、昨日のアタシもあの人達のようにまさかこんな日が訪れるなんて思ってもなかったの
「俺を置いて死ぬなよ」
「離さないで……」
「離すもんか」
ああ
この目が閉じてしまう前に、あなたをもっと焼き付けたい
「ね、アタシのこと好き……?」
「ああ、誰よりも」
素敵
いつか、光り輝くチャペルの元で聞きたかったな……
「愛してるって、言って」
アタシの体をギュってして