☆ハイローハート
夕方になってから理一たちと合流した
「最後に観覧車乗ろうよ」
誰かの提案で、長蛇の列の観覧車に並ぶ
「これだと、ちょうどいい感じにライトアップされる頃に乗れるかもね」
なんてあことウキウキ話していると、その後ろでさやかが理一に話している声が聞こえた
「さやか、高いところもあんまり得意じゃないの」
……だったら、もう二度と遊園地にはこない方がいいよ
あこと目が合う
多分、絶対、一緒の事考えてる
「でさー、とよき」
なんて、白々しくとよきに話しかけるあこ
ナルは涼しくなってきた今更ソフトクリームを買ってきて満足気に食べている
「はい、みさき、あ~ん」
と口に近づけてくるから、大人しく“あ~ん”ってすると
「間接キッスー」
って言いながら押し付けられた
……小学生か!!
とよきがアホを見るような目でこっちを見るから、巻き込まれてほんと迷惑
あこなんて、突っ込みもしてくれない
「ホラーハウスのスタッフに携帯の番号書いたメモ渡されてんだよ、ね~モロ」
「どんな男だったっけ?俺、顔覚えてねーわ」
と、とよきは思い出そうとしているけど印象に残ってないらしい
ナルが別に大したことでもなさそうに「俺覚えてるよ、めっちゃみさきに一目ぼれ~オーラ出してたし」とソフトクリームのコーンをバリッと噛んだ
なんっにも考えてなさそうなのに、そういうとこ見てるんだ……と意外な思いで彼の顔を眺めた
「それを言うなら、ピンクのうさぎにも告白されてたよな~みさき」
突然理一が後ろから会話に参加してくる
「ピンクのうさぎがさ、みさきに風船渡して、指でこうやってハート型作ってさ~」
と、実際にハート型を作って見せる理一
「何回もみさきにそのハートを渡してんだよ、な??」
「あれは、アタシがこけた男の子に優しくしたからやって」
「いや、それだけじゃないね」とすぐさま理一が否定した
「最後に観覧車乗ろうよ」
誰かの提案で、長蛇の列の観覧車に並ぶ
「これだと、ちょうどいい感じにライトアップされる頃に乗れるかもね」
なんてあことウキウキ話していると、その後ろでさやかが理一に話している声が聞こえた
「さやか、高いところもあんまり得意じゃないの」
……だったら、もう二度と遊園地にはこない方がいいよ
あこと目が合う
多分、絶対、一緒の事考えてる
「でさー、とよき」
なんて、白々しくとよきに話しかけるあこ
ナルは涼しくなってきた今更ソフトクリームを買ってきて満足気に食べている
「はい、みさき、あ~ん」
と口に近づけてくるから、大人しく“あ~ん”ってすると
「間接キッスー」
って言いながら押し付けられた
……小学生か!!
とよきがアホを見るような目でこっちを見るから、巻き込まれてほんと迷惑
あこなんて、突っ込みもしてくれない
「ホラーハウスのスタッフに携帯の番号書いたメモ渡されてんだよ、ね~モロ」
「どんな男だったっけ?俺、顔覚えてねーわ」
と、とよきは思い出そうとしているけど印象に残ってないらしい
ナルが別に大したことでもなさそうに「俺覚えてるよ、めっちゃみさきに一目ぼれ~オーラ出してたし」とソフトクリームのコーンをバリッと噛んだ
なんっにも考えてなさそうなのに、そういうとこ見てるんだ……と意外な思いで彼の顔を眺めた
「それを言うなら、ピンクのうさぎにも告白されてたよな~みさき」
突然理一が後ろから会話に参加してくる
「ピンクのうさぎがさ、みさきに風船渡して、指でこうやってハート型作ってさ~」
と、実際にハート型を作って見せる理一
「何回もみさきにそのハートを渡してんだよ、な??」
「あれは、アタシがこけた男の子に優しくしたからやって」
「いや、それだけじゃないね」とすぐさま理一が否定した