☆ハイローハート
「んじゃ、俺さやかちゃん送ってくから!」

遊園地のゲートで理一とさやかとバイバイして、少し彼らが遠ざかった頃

「なんで遊園地来たんやろな」

蒸し返す事はないんだけど、どうしても口にださずにはいられなかった
あこが「あ~、がんばった!」と肩をまわしている

とよきとナルと一緒に駅に向かって歩き始めた

「ああゆうタイプの女の子ってさ、こっちがいつものノリで話していると、何故かこっちが悪者になるから気を遣うんだよね」

「ああ~、わかるわ~!!さやかジェットコースター怖いの……とか言われたら、平気なアタシは不感症みたいやん?みたいな」

「そうそう、さやかソフトクリーム半分でいい、とか言われたら、こっちが大食いみたいでしょ?」


超~~わかる!!
天然で他の女をおとしめる女

「でもそういう女に男は弱いよね」
「そうそうそうそう」

むしろ、どっちが言ったかわからないくらい、アタシとあこの思考回路と発言は同調していた



< 87 / 756 >

この作品をシェア

pagetop