【完】俺ちゃまヤンキーと清純女子 夏祭り編
翔story
屋台をぐるぐる回った後、
花火がもうすぐあがるという放送が流れた。
「ねぇ、柚恋。いいところ、連れてってあがるから、ついてきて?」
俺の問いかけにとてもカワイイ声で返事をした柚恋。
ぎゅっと手を握って、そのままあの場所に向かう。
あの場所っていうのは穴場スポット。
人は全然通らないし、花火は正面から見れるし。
最高なんだって。
俺も行ったこと無いから分からないけど・・・。
「ねぇ、ここ暗いよ?違うところ行こう」
「んー。もうちょっと我慢して。」
そうだった。
ここは、街灯もないんだ。
暗いのが苦手な柚恋には怖いよな?
そんな柚恋を後ろからぎゅっと抱きしめる。