教室で秘密の?【短】
「ん、じゃぁいれるぜ。」
「うん。良いよ。」
ラストスパートというような言葉。
俺の目の前に、結が目を閉じたそんな映像が映し出される。
「ちょっと、ちょっと。良いんですか?」
そんなの俺だってわかってるって。
「もう、限界だって。俺だって。」
そう言っていきなり、立ち上がり
バンッ。
と教室の扉を開ける。
「おい!お前ら、いい加減にしろよ。
拓也、結は俺の彼女だって!!」
開けたそばから、そう言葉を放つ。
パチン。っ
って……あれ?
教室には、乱れた服の2人では無く、
椅子に座ってイマイチ状況が掴めない結と
その横に立って、俺がいることにビックリして驚いている拓也
がいた。