ブランコ
母親からは
「疫病神」
「お前なんて産まなければ良かった」
「消えろ。目障り」
「さっさと死ねよッ!!!」
と、毎日罵詈雑言を浴びせられほとんどストレス発散の道具。
母親は、男遊びも激しく毎日男が変わり、それだけならまだしも、幼い子供の前でも行為に及ぶ最低な奴だった。
父親は、私が産まれてすぐに離婚したらしい。
兄弟はたぶんいないだろう。
学校の奴らも私には近づかない。
教師もあたしのことは見てみぬフリ。
親があれだからね。
誰も信じない。
誰も信用なんてしない。
そうやって孤独で自分を守って嘘で固めて…。
そうすることでしか
自分という存在の守り方を知らなかった。