イタル~another day~
「・・・いいコじゃないか」

二人を立ち止まって見送った玲ちゃんが言う。

「良かったのか?ススムくんにまかせちゃって」


「・・・俺は玲ちゃんを連れて帰らないといけないしねー」

「よっく言うよ。お前なんていたって守ってくれないだろ?」
なんて憎まれ口をたたいてるが嬉しそうだ。

腕に絡まって来て、
「さ、帰ろ帰ろ」と言っている。

恥ずかしかったけど、
その腕を振り払う気にはなれなかった。

誰も見てなくても恥ずかしいもんは恥ずかしいんだな・・・

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