イタル~another day~
前方を白いものが横切る。
暗幕の隙間から出て、暗幕の隙間に消えて行っているのだ。
わかっていても少しドキリとする。
何度か白いものが横切った後、もう少しで出口になる。
懸命に準備したが、たいしたことなかったな・・・
と思った瞬間、
「キャー」
と言って彼女が抱き着いてきた。
振り返ると、
白いシーツを被った男が、
顔に下から懐中電灯の光を当てて立っていた。
ビクっとしたが、
ジュンだった。
「脅かすなよ」
と言うと、
「ばーか。脅かしてんだよ」
と言われた。
暗幕の隙間から出て、暗幕の隙間に消えて行っているのだ。
わかっていても少しドキリとする。
何度か白いものが横切った後、もう少しで出口になる。
懸命に準備したが、たいしたことなかったな・・・
と思った瞬間、
「キャー」
と言って彼女が抱き着いてきた。
振り返ると、
白いシーツを被った男が、
顔に下から懐中電灯の光を当てて立っていた。
ビクっとしたが、
ジュンだった。
「脅かすなよ」
と言うと、
「ばーか。脅かしてんだよ」
と言われた。