イタル~another day~
審判はセイショーの控え選手がやってくれるようだ。
全部で11人しかいないうちから出す余裕はなかった。
審判の合図で整列する。
着いてからたびたび視界のすみにとらえていた進が目の前にいる。
微笑みかけようとしたが、
進の口元はまっすぐに結ばれていた。
怒ってるみたい
という知沙の言葉が思い出される。
じっと見つめてくる進。
何か言いたそうだが、口は開きそうにない。
うちが先攻であることが審判から告げられ、礼をして別れる時も進は最後まで顔をそらさなかった。
全部で11人しかいないうちから出す余裕はなかった。
審判の合図で整列する。
着いてからたびたび視界のすみにとらえていた進が目の前にいる。
微笑みかけようとしたが、
進の口元はまっすぐに結ばれていた。
怒ってるみたい
という知沙の言葉が思い出される。
じっと見つめてくる進。
何か言いたそうだが、口は開きそうにない。
うちが先攻であることが審判から告げられ、礼をして別れる時も進は最後まで顔をそらさなかった。