イタル~another day~
そうして、俺が配達から戻ってくると缶コーヒーを

ホレって

投げてくる。

投げられてしまえば、
遠慮する間もなく
キャッチするしかないので、

「ありがとうございます」

と言って毎朝ごちそうになっていた。

「あれ?総太さん。バイクが違いますね」

ある日、総太さんはいつもと違うバイクにまたがっていた。

「お?わかるか?」
総太さんは嬉しそうな顔をした。
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