イタル~another day~
「ならっちか~。おれ、シゲル」

金髪眉なし・・・
いや・・・シゲルは顔をほころばせながら手を差し出してきた。

その手を握り返し握手する。
「よろしくな、ならっち」

「ああ」

"ならっち"って誰だし?

まあ、俺だよな・・・

「イタル。相手にすんな。馬鹿がうつるぞ」
総太さんに初めて"イタル"と呼ばれた気がした。


「あ~。総太さん、ひどいっすよ。総太さんの知り合いなら、おれの知り合いじゃないっすか~」

「イタルはお前とは違うんだから、変なことに巻き込むんじゃねー」

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