イタル~another day~
「・・・ジュン・・・もキャッチャーやってたんだろう?」
「一応ね。弱小だったから他校の選手のこと知らないんだけど、奈良く・・・」
「イタルでいいよ。奈良至」
自分は呼び捨てにしてるのに君付けで呼ばれるのは落ち着かないのでそう言った。
「イタル・・・。奈良至?その響きはどっかで聞いたことがあるなあ。他校の選手知らないぼくでも」
「出席とる時に聞いてるだけだろ?」
「そうかな~?」
"そうかな"の"う"の声が偶然裏返ったので進のことを思い出した。
「ホントは有名な選手なんじゃないの~?」
「ジュンが知らないっていうことは有名じゃないってことだろ?」
「そうかな~?」
とまだ首をひねっている。
"う"はひっくり返らなかった・・・
「一応ね。弱小だったから他校の選手のこと知らないんだけど、奈良く・・・」
「イタルでいいよ。奈良至」
自分は呼び捨てにしてるのに君付けで呼ばれるのは落ち着かないのでそう言った。
「イタル・・・。奈良至?その響きはどっかで聞いたことがあるなあ。他校の選手知らないぼくでも」
「出席とる時に聞いてるだけだろ?」
「そうかな~?」
"そうかな"の"う"の声が偶然裏返ったので進のことを思い出した。
「ホントは有名な選手なんじゃないの~?」
「ジュンが知らないっていうことは有名じゃないってことだろ?」
「そうかな~?」
とまだ首をひねっている。
"う"はひっくり返らなかった・・・