イタル~another day~
「今朝、たまたま来る途中で沼沢先輩に会ってね。最初は雑談してたんだけど・・・昨日の試合のことや、イタルのことなんかをね・・・最後に、『一緒に野球をやらないか?』って」
「それが野球同好会なんだ?」
「うん。理由はわからないんだけど、どうも沼沢先輩たちが一斉に退部しちゃったんで部活動の最低人数に満たずってことで廃部になったらしいんだな。野球部は」
「それで?」
「退部した理由がなんなのかわからないから、なんとも言えないんだけど、きっと野球自体を嫌になったんじゃないと思うんだ」
「・・・昨日のソフトボールで気持ちが甦っちゃったとか?」
そう言う俺も気持ちが燃えたのはたしかだ。
「どうかな?『楽しく野球をやりたい』って言ってたよ」
「楽しく、か。残念ながら、付き合ってる時間はないかもしれない」
「うん。イタルも誘うように言われたけど、事情はわかったよ」
「ごめん」
「たまにキャッチボールくらいは付き合えよ?」
「もちろん・・・」
進と最後にしたキャッチボールを思い出していた・・・
「それが野球同好会なんだ?」
「うん。理由はわからないんだけど、どうも沼沢先輩たちが一斉に退部しちゃったんで部活動の最低人数に満たずってことで廃部になったらしいんだな。野球部は」
「それで?」
「退部した理由がなんなのかわからないから、なんとも言えないんだけど、きっと野球自体を嫌になったんじゃないと思うんだ」
「・・・昨日のソフトボールで気持ちが甦っちゃったとか?」
そう言う俺も気持ちが燃えたのはたしかだ。
「どうかな?『楽しく野球をやりたい』って言ってたよ」
「楽しく、か。残念ながら、付き合ってる時間はないかもしれない」
「うん。イタルも誘うように言われたけど、事情はわかったよ」
「ごめん」
「たまにキャッチボールくらいは付き合えよ?」
「もちろん・・・」
進と最後にしたキャッチボールを思い出していた・・・