3人は学校の人気者


「やっぱり、瑠衣が関係してたんだね」


零くんが瑠衣くんを睨む。


「はぁー…。そうだよ…昔っからだ」


瑠衣くんは私を零くんに預ける。


「る…瑠衣くん?」


「お前はそこでじっとしてろよ零たちと一緒にいろ」


瑠衣くんはそう言うと山炭のところまでいった。


なんだか嫌な予感がする。


「る…瑠衣くん!」


「鳴海ちゃん?」


「零くん、あの二人どうしたの?」


私は零くんに聞く。


零くんと魁くんが顔を見合わせる。


言ってはいけないことなのかな?


「まぁいいんじゃないの?瑠衣も話すつもりでしょ?」


「そうだね、鳴海ちゃん瑠衣は山炭から恨まれてるんだ、理由は分からないけどね?」


「恨まれてる?」


「そう」


私はまだ顔を見合わせている二人をみる。


何かが起こる気がする。



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