3人は学校の人気者
「お前は何がしたいんだよ?お前はただ俺が羨ましいだけだろ?」
「君にオレの何が分かるんだよ!!親にも相手にされない、必死になって頑張っても褒めてさえくれなかった!それなのに…君は何もかも持っているのに、どうして笑わないんだよ!どうして悲しい顔をしてるんだよ!?」
「俺もお前と一緒だからだよ」
「う…嘘だ!あんなに優しいじゃないか」
「んなの上辺だけだよ、実際はすごかったぜ、あんな広い食堂で俺1人で食べて…寂しくない奴なんていねーよ」
どれだけ寂しいって思っても誰1人いなかった孤独感。
あんなものもう味わいたくない。
「本当に?」
「嘘なんかつかねーよ」
「そっか…オレが分かってなかったのか…ごめん鈴宮くん…」
「いや…」
「だけど、海上さんにキスしようとしたことは謝らないから、オレも好きだからね」
「なっ!」
「それじゃあね、海上さん」
山炭は鳴海のほっぺにキスをすると屋上を出て行った。
ア…アイツ…。
やっぱ諦めてなかったか…。
鳴海が思いださないのを祈るだけだな…。
つか、思いだすなよ…。