3人は学校の人気者
「お前さぁ、何考えてるか知らねーけどさ、友達になろうって言ってんだからなりゃいいんじゃねーの?」
友達…。
でも…。
「私、かわいくないですよ?」
「なるちゃんはすっごく可愛いよ♪」
「泣き虫だし…」
「泣いてる海上さん見てみたいな」
「内気だし…」
「別にいいんじゃねーの?すぐに直るようなもんじゃねーだろ性格は…」
なんでみんな優しいんだろう…。
「ホントにいいんですか?」
目に涙が溜まってるのは分かってる。
だけど、それでも友達になりたい。
「なるちゃんならいいよ♪」
「そうだね、僕海上さんのこと気に入っちゃったみたいだし…」
「零は誰でもだろうが」
ほんとにいいのかな?
私だよ?
「なるちゃんは今日からオレたちの友達ね♪」
そっか、いいんだ…。
私でもいいんだ…。
「はいっ!!」
私は笑顔で答えた。
もうどうにでもなれ!!