3人は学校の人気者
助けて!!
昼休み、いつものように裏庭でお弁当を食べようとしたとき、
「な~る~ちゃ~ん!」
と、遠くから魁くんの声が聞こえた。
「魁…くん…?」
「はぁはぁ…やっと…見つけた…」
魁くんは私のところに来ると、息を整えることなく話す。
そんな汗かくほど私を探してたのかな…?
もしかしたら暑いからかもしれないし…。
「なるちゃん?」
「えっ?な…何ですか?」
「なんか考えてごと?」
「う…うん…」
「ねぇオレたちと一緒にお昼食べない?」
魁くんたちとお弁当!?
嬉しい!!
「う…うん「海上さん、ちょっといい?話あるんだけど…」
返事をしようとしたら、女の子たちに遮られた。
「えっ?」
でも、魁くんが…。
私はチラッと魁くんを見る。
それに気づいた魁くんはニコッと笑った。
「行っといでよ、オレ待ってるからさ!」
「分かった、待っててね?」
「うん」
なんだか…嫌な予感がする…。