3人は学校の人気者
連れてこられたのは、体育館裏だった。
「あ…あの?」
女の子たちは怖い顔で私を睨む。
「ちょっと!!あんた魁たちに色目使ってんじゃねーよ!!」
い…色目?
「ブスがいい気になってんじゃねっての」
一番リーダーっぽい人が喋る。
分かってるよ…。
でも、それでも友達になってくれたんだもん…。
「か…魁くんたちは…友達です…」
「はぁ!?魁があんたなんか友達にするわけないじゃん」
私…なんか?
そっか…。そうだよね…私自惚れてたんだ…。魁くんたちが私の友達になるわけないよね…。
じゃぁ、なんだったんだろう…昨日のあれ…。からかっただけ?
そんなの、酷いよ…。
私一人浮かれてたんだ…。