3人は学校の人気者
「魁くん…瑠衣くんがかばってくれなかったら私がなってたから…あ…あの…瑠衣くんは大丈夫?」
「大丈夫に決まってんだろそんなヤワじゃねーよ」
瑠衣くんは教室を出て行った。
「でも嬉しかったな…。僕たちのこと友達って言ってくれて…しかも信じてますからって…」
あっ…私またっ!恥ずかしいことを…。
「そういえば、昼休みも愛の告白的なこと言ってたよな」
魁くんがそう言った瞬間私の顔は一気に熱くなった。
「かかかか魁くん!ダメ、ダメだからね!!」
魁くんはクスクス笑ってるけど私はすっごく恥ずかしいんだから…。
「それがさ…昼休みに女子に何か言われたみたいなんだけどさ、そのとき、好きですって!」
言っちゃった…。
「魁くんのバカ!」
「ねぇそれって魁に告白したんじゃないの?」
「ちがうってその後にみんなが好きだって言ってたからちがうよ」
「へぇー。嬉しいこと言ってくれんじゃん」
「瑠衣くん!!」
帰ったんじゃなかったの!?
「瑠衣帰ったんじゃないの?」
「帰ろうと思ったけど、待ち伏せされてたから戻ってきたんだよ…」
瑠衣くんは椅子に座る。
私は立ち尽くしたまま…。